The Snowman
何度も観て知っているとはいえ、改めて頭を強く揺さぶられるような、身体に深く突き刺さるような、そして全体を通して清々しいようなアニメーション『The Snowman』だった
(Raymond Briggs 原作、Dian Jackson 監督、1982年)
あの空を飛ぶ名場面の怖ろしいような哀しい唄
今回初めて気づいたがスコットランド訛りのようだ
唯一服を着ていたのはキルトの雪だるまだったし
作者や歌い手のプロフィールを見る限りイングランドだけど舞台設定かな
あの空を飛ぶ名場面の怖ろしいような哀しい唄
今回初めて気づいたがスコットランド訛りのようだ
唯一服を着ていたのはキルトの雪だるまだったし
作者や歌い手のプロフィールを見る限りイングランドだけど舞台設定かな
想像がより具体的になり懐かしさも感じる
少年の孤独
それはひとりっ子だからとか友達がいる気配がないとかをも超越した
思春期の入り口に知らず知らずのうちに立ってしまった孤独のように思う
一夜の出来事は少年の、子供の子供らしい自分を素直に解放できた最後の時間だったのではないだろうか
ストレートに抱き寄せて甘えさせてくれるサンタ
お休みのキスをしてくれるけども時には理由も聞かずに怒る母親
時間だからもう寝なさいと諭す父親
見ている私も自分自身の思春期の孤独を通して子供としての感情まで辿り着いたような感覚 があった
スノーマンの笑顔が無邪気で可愛らしいだけに、ふと真顔になる瞬間に不安が高まる
ラストはご存知の通り
そして冒頭のDavid Bowieのナレーションへとつながる